本店舗建設に先立って、一年間のみ使用する整骨院の仮店舗として計画されました。
整骨院としての使用に十分応えながら、仮使用後は速やかに他の用途に転用しやすいローコストで長寿命の建物であることが設計の与条件となりました。
用水に取り囲まれた変形敷地において前面に駐車場、駐輪場を最大限確保しつつ、敷地を有効に使い切った平面計画とし、美容院、カフェ、住宅等、多様な転用プランをあらかじめ描きながら計画を進め、間仕切り壁は取り外し可能な落し込み板方式としました。
仮店舗としていた場所は、現在、想定用途の一つだった美容院として活用されています。
プライバシーの確保と、整体の患者さんが外の景色を楽しめる点から高床としていた点が、美容院への転用時に、床下での給排水設備工事を容易にし、自由な機器レイアウトを支えることになった事例です。
浜ノ茶屋 整骨院店舗