日当たりの良い南面が玄関・広縁・座敷・応接間に、暗く寒い北側が台所・茶の間などの日常生活の場となっている形式的な間取りの民家の再生です。廊下で細分化され、子どもたちの様子も把握しづらくなっていた各部屋のつながりも改善しながら、明るく広がりのある二世帯住宅に改修しました。かつての応接間は、対面式のキッチンと一体になった高天井のリビングダイニングへとと大きく間取りを変えて改修。南側に土間空間を新たに設けることで、家の中にいながら外の気配も感じられるようになりました。冬場には、大きな窓から日差しが奥まで差し込み、活動的な家族の生活を支えています。
二世帯住宅への再生