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農家住宅の母屋再生     2  





















△改修前
                   
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ガラス戸が一般的でなかった時代、どの農家住宅も板戸(雨戸)を開け放つと縁側は吹きさらしの外廊下
であるのが当たり前であった。
後年、その板戸を木製ガラス戸に変えることで、縁側は常時室内化され、防犯性と防風性能が向上することとなるが、
既存の1本レールそのままにガラス戸を無理やり入れ込むこととなるため、開け放つことも網戸を付けることも難しく、
縁側に腰掛けてのご近所付き合いも縁遠くなる。
そのため古風な外観になじまないアルミサッシを勢いはめ込むという発展階段をたどることになりがちである。
今回は本格的に3本のレールを備え、自由に開閉できる引違い木製建具と網戸を取り付けた風格ある窓へと改良した。
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