旅とスケッチ
「スケッチはその場の魅力を発見し表現すること。それは自分の感性を養い生活や仕事の上でも役立つ。」
これは二人が建築を学んだ楢村徹さんからの教えです。
「スケッチを描くときは対象と画板の間を何百回も目が行き来するので、その風景をいつまでも脳裏に焼き付けることが出来る。」
これは鈴木喜一さんが教えてくれたスケッチの効能です。
無心に描く緊張感、集中力の持続、目と手先と脳、五感が神経回路で太くつながる感覚。
絵を描き切った後は心地よい疲労感と爽快感を味わうことが出来ます。
水彩スケッチ一枚を描く時間は15分だったり2時間だったりと状況によりまちまちですが大切な原則はその場で絵を描ききる、たとえ未完であっても後で描き足さない、ということ。
記憶や写真を頼りに後で書き足すと一見、綺麗に仕上がったとしてもどこかよそよそしいものになります。
絵の中にはその場に浸った時間、温度、湿度、音、風、自分の気持ちなどの空気感がおのずと写し込まれるから、たとえ下手な仕上がりでもそこには本物としての力が出るのです。
また、温かい人情に触れあうこと、これも旅先でのスケッチのおおきな魅力です。
△霧雨ににじむ真鍋島
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